THE SWORD Dictinary
 要 家 の民 王庁   
人物図鑑
ロボロス ヴィアサン  ンドブルム 

シュフシュ ジ・ダハーカ カラ の民 の他
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森の民




「森の民」

森の民とは、どの王国に属さない独自の民族
である。つまり「森」の民とはいっても全てが
森に住んでいる訳ではなく、ある部族は山に
ある部族は海辺に・・・といった様に
あくまで「国家」に属さない集団を指し、
ある種、北方の移民と同じ様な集団である。
もっとも森の民と呼ばれる様に、その大半は
各地の森をその根城にしている。

その成り立ちは正しくは不明ではあるが、
一般に言われるところで、元来森や山に
住んでいた少数の人々と、さる事情で国家を
追われた者(主に犯罪者)や、王家に嫌気が
さしたもの。自由を求めたものが等が自然と
集まり集団と化していった。
その過程での野党や山賊、王家からの追撃隊
等から自衛すべく、武器を取り、頭を携え
小国家に近い形態へと変化していった。

彼らには大きな特徴が二つ有り、その一つは
好ましく、その一つは忌まわしいものである。

一つは森の民と言われる様に、自然を愛し
権力に関心を示さない心である。
その事は、古き神々である精霊信仰にも
現われ、彼らは一様に「精霊王フーリン」を
救いとしてる点にある。
精霊「神」でなく「王」なのも、あくまで
フーリンは代表であり「絶対者」では無く
これはそのまま彼らの縦の関係に影響している。

彼らを束ねる者は正式には「クー」と呼ばれ
王家の王に当たる者だが、ソレほどの権力を
待たず(持とうとしない)むしろ野党の頭に
近いことから、通常「頭目」と呼ばれる。
正式名将のクーとは精霊の言葉で「猛犬」
を指し、他の為に自らの命捨ててまで戦う
行為を称える言葉である。
このことから、彼らの部族はその根城となる
森や山などの地名の頭にコレを用いて称する。

彼らを象徴するいま一つの特徴が「強盗」
である。
しかし彼らの言葉を借りれば、「欲しい物
を奪うのは極めて自然な行為であり、かつ
それに伴う危険も生じるのであれば、
なんら恥じる事も躊躇する事もない」ので
ある。
彼らが大事にするものは、森の仲間だけであり
他を省みないのである。無論、他とは国家で
有る為に省みないのもある種道理だが・・・

彼らは通常自然に生き、欲とは無縁であるが
それでも人である所以に、必要な物は生じる
そのある種は人の町でしか産まれず、結果
彼らは襲うのである。あるいは商隊を
あるいは農家を、時には町にまでその手を
伸ばす。結果彼らは王家からは忌み嫌われ
ますます互いの溝は深まっていった。

だが、山賊や野党と決定的に違うのは
基本的に「無益」な殺しはせず、抵抗しな
ければ、物品だけを奪う点である。
本当に堕ちたる者は、無抵抗の者を殺す事に
無常の喜びを感じるのであるから、
彼らを真に純粋な人々と憧れ尊ぶ変わり者も
居なくは無い。

クーを名乗る集団は現在九つ確認されており、
その内情も様々ではあるが、彼らは一様に
精霊王の子と称し、横のつながりは王家の
同盟等とは比べようもなく、またその資質
から、どの国家よりも情報収集力に優れ
王国も何らかの見返りをバックに仕事を
以来する事も少なくは無いが、
あくまで受けるかどうかは「気分次第」と
いう辺りが自由の民らしい性である。



●クー・ヴァルハライヤ●


総人口四百五十?
常備兵数五十?

活動拠点
リンドブルム国領
ヴァルハライヤの森

「起源」

南はナスア砦、東はヴァルハライヤ砦
西はイナビア橋門といった、大陸でも
稀に見る軍略上の要路にあるヴァルハライヤ
の森は、森の民の間でも「居つくのは
不可能」と言われ続けてきた。

ここに物騒な集団を住まわす事はリンド
ブルムが許すわけは無く、一方南の
ムシュフシュは他民族と見れば攻撃する
獰猛な王家である。しかし二十年程前に
「コンホヴォル」と名乗る男がここを
根城に活動を始めたのである。
どこの誰か分からぬその男は、瞬く間に
細々とおびえ暮らしていたわずかな
ヴァルハライヤの森の人々を統合、
そしてわずかな手勢で三度ムシュフシュの
兵を(小隊)とはいえ撃退し、一方では
リンドブルムには目立った決して手出し
はせずに着実に勢力を広げていった。

一方当初その存在を許しはしないと思われた
リンドブルムであったが、時の王ベーオ
=ウルフは一向にか気似せず、時折商隊が
襲われることもあったが、それも年に
1〜2度である上に、むしろ野党くずれに
後れを取る事を「恥じ」としたあたりが
幸いし、最も新しい九番目のクーとなる。
彼の力は各クーの間でも評判となり、
力をどんどん増して行く事となった。
ある段階までは・・・・

「父殺し」

当初コンホヴォルは森の民の名に恥じず
権力とは無縁であり、仲間を慈しみ自然を
愛し、必要以上に奪わない頭目であった。
しかし有る日を境にその性を変えていく
以前リンドブルムとは暗黙の同盟を結んで
滅多な事では手出しはしなかったが、
エヴァン・ヴァハ山脈を越え、度々
レヴィアサンの国内を襲う様になる。
また、彼の元にはならず者くずれや、
森の教えを理解してないただの野党まで
出入りする様になる。
各森の民もコレを諌める方向に走ったが、
遂にはグランガチの前クーを殺害し
横暴はすでにくーと呼べず、ただの専制
君主と化していった・・・・

そして遂に彼の実子であるセタンタが
「父殺し」の異名を取ることとなった
クーデターにより、その幕を下ろすのである。
大陸暦624年土の二の月の事であった。
以来セタンタは父殺しのセタンタとして
新たなるクー・ヴァルハライヤとなったが
代わり行くヴァルハライヤを憂い、
森の仲間の為実父といえど手にかけた
この行為こそがむしろ、「他の為に己を
捨てる」クーの本質を体現した物であり
恐れられこそはすれど、その行動と信念
に全クー、森の民から賞賛を得、父に継ぎ
一躍その名を轟かせる事となった。

もっとも「カエルの子はカエル」と彼の
行く末を案じる者が居るのも事実ではあるが。



●クー・グランガチ●


総人口八百?
常備兵数五十?

活動拠点
レヴィアサン国領
グランガチの森

「起源」

元はマカラ領のイピリヤ地方を根城に
していた、草原の民であったが、451年の
「イピリヤ戦争」で、当時まだ移民したて
で、森の民に近かったマカラを救う為にと
陰ながらイピリヤ戦争に参戦。
結果多大な犠牲を出すも、戦に貢献した。
しかしまた、余りに多くの血が流れた
イピリヤを、悪魔に魅入られた「呪われた地」
として離れる事を決意する。


「戦の放棄」

そこで候補に上がったのが現在のグランガチ
であった。当時グランガチは砦が存在し
レヴィアサンが領有していたが、
主にレヴィアサンと共に戦った経緯もあり
砦を破棄し、彼らをその森に住まわせた。
この事が縁で、他の森の民とは違い
グランガチの民は例外的に王家に近く、ある種
従属とも取れる形態を取っている・・・が、
イピリアの惨劇に心を痛めた当時の面子は
「二度と戦のための武器は取らない」とし、
その訓戒を忘れぬ為にも、グランガチのクーは
代々「イピリヤ」を名乗ることなった。

無論、いかにレヴィアサンの要請であろうとも
以来、戦闘行動には一切干与していない。
この辺りがやはり森の民であり、他のクーも
一部を除き、王家に近しいグランガチでは
あるものの、その存在を快く思っている。


「父殺し」

グランガチはヴァルハライヤの一件とは
切っても切れない縁がある。
レヴィアサンと友好関係にある以上、ある程度
の強奪は彼ら森の民の性で有る為容認して
いたが、そもそもが縄張りを越えての、
しかも直接反撃を食らうリンドブルムや
ムシュフシュではなく、グランガチを
ワンクッションにおいた強奪には、温厚な
グランガチも痺れを切らし再三にこれを
諌めた。結果話し合いに出向いた当時の頭目を
殺害され、一気に緊張が高まり、禁を破り
「ヴァルハライヤと戦うべき!」の声が
高まって行った。しかし間に割って入ったのが
現頭目のイピリヤの次男「フォダイ」であり、
病弱な彼は三男の「キリム」を再び
向かわせる、その後結局はセタンタの
「父殺し」の一件により解決を迎え、キリム
とセタンタは義兄弟の契りを交わすに至る。


「王家との関係」

グランガチの民は、唯一強奪を行わず、
森の狩猟の他、必要であればあるいは都に
出向き、あるいは王家に依頼され、時には
であるが仕事をこなし金銭収入を得ている。
その最もは大工仕事と、偵察である。
偵察とは主にムシュフシュ相手のものであり
結果命を落とすものも少なくは無い。
しかしそれもまた自然の流れであり、コレを
恩に着せる真似はしない、あくまで「好き」で
やった行動であり、そうでなければ森の民を
名乗る資格もないであろう。

聖都と近いこともあり、レヴィアサンでの
生活に疲れた者が流れ込んでくる為、
森で生活しているわりには教養は深い。
最もだからとはいって、決して信仰を
変えたりはしないのだが。



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 要 家 の民 王庁   
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ロボロス ヴィアサン  ンドブルム 

シュフシュ ジ・ダハーカ カラ の民 の他
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